ご希望の水族館情報を無料で検索できます。

施設検索/ホームメイト・リサーチTOP

旅探
水族館
トップページへ戻る
トップページへ戻る

水族館情報

水族館のアクリルガラスの秘密



水族館で巨大水槽や円柱型水槽などを前にした時、「なぜ水槽のガラスは割れないの?」と疑問に思ったことはありませんか。動物達がぶつかったり、大きな水圧がかかっているのに、ヒビが入ったり、割れたりした水槽を見たことはありません。なぜでしょうか? その秘密を解き明かしてみましょう。

ガラス越しでの観察が基本

ガラス越しでの観察が基本

動物園は陸上の動物を飼育しているので、一般的に動物たちは檻の中やコンクリートで囲われた敷地の中で生活していて、私たち人間はその様子を少し離れた場所から見学します。一方、水族館では完全防水の水槽の中で飼育されているので、来館者は必ずガラスを通して生き物の姿を観察します。つまり水族館ではガラスがとても重要なのです。生き物がよく見えて、割れたりしない安全なものでなければいけません。

強化ガラスからアクリルガラスへ

強化ガラスからアクリルガラスへ

水族館では当初、強化ガラスを主流に使用していました。しかし、強化ガラスは加工には不向きで、水槽の形やサイズには限界があったのです。水圧に耐えられる強度にするには何枚も重ねたり、幅の広い水槽ではガラスとガラスの間を金属製の柱でつないだりする必要があり、見やすさという点からも完璧ではありませんでした。そこに登場したのが、アクリル樹脂でできた「アクリルガラス」です。透明度が高く、強化ガラスよりも耐久性に優れているので、割れる心配はまったくなし。大勢の人が訪れる水族館の大きな水圧がかかる水槽には、「安全で見やすい」という点で最適です。そのうえ、加工性が高い点も大きなポイント。ガラス同士の接着が可能なので、金属柱を入れずに一枚の大きなパネルを作ったり、曲げたりカーブを付けることもできます。アクリルガラスの使用により、巨大水槽や円柱型水槽、アーチ状のトンネル水槽などが登場し、水族館の魅力も一段と広がりました。

アクリルガラスで世界に誇る巨大水槽を製作

アクリルガラスで世界に誇る巨大水槽を製作

アクリルガラスだからこそ実現した世界最大クラスの水槽が「沖縄美ら海水族館」にあります。使用されているアクリルガラスの大きさは、高さ8.2メートル、幅22.5メートル、厚さ60センチ。どうしてこんなに大きなものが作れるのかと言うと、まず厚さ40ミリの板を15枚張り合わせて重さ20トンにもなる1枚パネルを作ります。これを7枚つなげて現場で接着し、水槽の躯体に接合して完成させました。アクリルガラスのおかげで、大きな水圧がかかる巨大水槽でも安全が確保され、柱による継ぎ目のない圧倒的な開放感と透明度が実現。海の中にいるような感覚を水族館で体感できるようになりました。