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水族館の維持にかかる費用は?



みなさんは「水族館の入館料が高い」と感じたことはないでしょうか? 規模の大小や公営・私営といった運営母体の違いで差はありますが、同じように生き物を観察する動物園と比べても、水族館は高めに設定されているように感じます。入館料には維持運営費を反映して決めるものなので、水族館の維持運営に莫大な費用がかかることを物語っているわけですが、具体的にどのような費用が必要なのでしょうか? 水族館のお金にまつわるお話を集めてみました。

餌代ナンバーワンはジュゴン

餌代ナンバーワンはジュゴン

まず最初に思い浮かぶのが、生き物たちの食費、つまり餌代です。飼育する種によって、食べる物や量が違いますが、なかでも最も餌代の高い生き物と言えば、ジュゴンでしょう。鳥羽水族館では2頭飼育されていますが、1頭1日約50,000円もかかります。どれほど高級な物を食べているのかと思いきや、餌はアマモという海草です。1頭が1日約30キロも食べるため、日本だけではまかないきれず、韓国から輸入しています。そのための人件費や輸送代を含めると、50,000円という高額な食事になってしまうのです。他にも大食漢のシャチやグルメなラッコも、餌代が高いことで知られています。一方、最も餌代の安い生き物はサンゴ。海水に含まれるプランクトンを食べ、表面に飼っている褐虫草という藻類が光合成を行なうエネルギーで成長します。つまり餌代は0円というわけです。水族館にとっては、ありがたい生き物なのかも知れませんね。

水道光熱費は計り知れない・・・

水道光熱費は計り知れない・・・

水族館になくてはならないものと言えば、水があります。その水道代も気になるところです。飼育水は海水の場合は海から汲み上げてきますが、淡水の場合は水槽内に補充する水や、掃除に必要な水として水道水を使用します。さらにトイレ用の水などが加算されて、規模の小さな水族館で1ヵ月数百万円、規模の大きな水族館になると数千万円というところもあるようです。しかし、これはほんの序の口の話です。水道代以上にかかるのが、水質管理のための光熱費です。水温の調節や飼育水のろ過装置は、年中無休24時間フル稼働です。そのための電気の使用量は膨大です。空調や照明なども含めると、非常に高額な光熱費が必要となってしまうのです。

自然環境保全のため、省エネルギーで無駄のない運営を

自然環境保全のため、省エネルギーで無駄のない運営を

水族館の運営にかかる費用には、生き物たちの医療費や移送費をはじめ、スタッフの人件費や諸経費なども含まれます。また近年は趣向をこらしたデザインの建物が多いので、建設費も高額になりがちです。これらすべてが入館料に反映されると考えれば、金額が高いのもうなずけます。もちろん、水族館は経費節減のための努力はもちろんのこと、自然環境を保全する立場であるため、省エネルギーを心がけ、限られた資源を有効利用する運営を続けています。そして、来館者にとって入館料が納得できる金額だと感じてもらえるよう、斬新な企画などを打ち出し、限られた予算の中で内容の充実にも努めています。近年の水族館ブームは、こうした水族館の事情とも深くかかわっているようです。