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クジラ&イルカは頭脳明晰



昔から「クジラやイルカは頭がいい」と言われています。実際、イルカは水族館で様々なパフォーマンスを身につけ、来館者を楽しませてくれます。芸を覚えるには、それなりの知能が必要だと考えられますが、その実力のほどを探ってみましょう。

体重に占める脳の割合やシワの数に注目!

体重に占める脳の割合やシワの数に注目!

水族館で見る限り、クジラやイルカはガラス越しに人とコミュニケーションをとるかのような動きをしたり、多彩なパフォーマンスを披露したり、高い知能を感じさせる行動をとります。知能レベルを調べるのは難しいですが、体重に占める脳の割合で、知能の高さを推測できます。例えばヒゲクジラとハクジラではヒゲクジラの方が脳は大きいのですが、ハクジラの方が体重に占める脳の割合は大きいので、知能は高いと考えられます。実際、ハクジラはシャチやマッコウクジラのように高度な社会で生活するため、より知的能力が必要です。また脳の表面にあるシワの数も知能の高さを証明する要素の一つ。バンドウイルカやシャチなどの脳には、人間と同じようにシワがたくさん刻まれています。

声を使い分けてコミュニケーション

声を使い分けてコミュニケーション

クジラやイルカは、様々な声を使って、仲間同士でコミュニケーションをとっていると考えられています。水族館でよく見かけるバンドウイルカの場合では、大きく分けて3種類の声を出すことが分かっています。一つは「ピュピュウ」と笛を吹くような澄んだ声(ホイッスル音)。二つ目は「ギリギリ」とドアがきしむように、こきざみに続く声(クリック音)。三つ目は「ギャアギャア」と猫のダミ声に似た声(バーストパルス音)。これらの声に、どんな意味があるか具体的には分かっていませんが、ホイッスル音は仲間同士のコミュニケーションに、クリック音はエコーロケーション(注1)に、バーストパルス音は激しく争う時などに使われることが知られています。特にホイッスル音は、個体それぞれに特徴があり、群れの中での身分証的な役割があるとされています。おそらく、バンドウイルカは声を聞き分け、相手を認識して、集団生活を営んでいるのですね。

※注1こきざみな音を発し、それが物に当たってはねかえってきた音(反響音)を聞いて、その物の位置や形を知る能力。

"遊び"を編み出し、仲間同士で楽しむ

クジラやイルカは、「エサを追いかける」「外敵から身を守る」といった生存に関わること以外の行動をとる時があります。例えば海藻をわざとヒレにひっかけて泳いだり、流木をくわえて潜ったあと放し、浮かび上がったら再びくわえて潜るといった行動の繰り返しがそれに当たります。これは生まれつき持っている行動ではなく、自分たちで考えたり、仲間の行動を真似したりする行為であり、この行動からは「どのような結果になるかを予測する能力」があることが考えられます。また、バンドウイルカなどは、海底の珊瑚の切れ端を一頭がくわえて海面近くまでもち上げて放すと、沈んでいくところに別の一頭が待ちかまえていて、その切れ端をくわえて、再び海面近くまでもち上げて放す…すると今度は最初の一頭が再びくわえ取るといった、まるでゲームのような行動を楽しむ姿も確認されています。遊びを通して、仲間同士で絆を深めているのかもしれません。