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日本の川に棲む生き物たち



日本は南北に長く、温帯域を挟んで北海道の亜寒帯気候から南西諸島の亜熱帯気候まで、様々な環境が共存しています。山地が多く雨も多いので、川は豊かな水で満たされ、上流から下流まで多種多様な生き物たちが生息しています。海と川を行き来する魚たちにとっても、道の役割を果たす川はなくてはならないない存在です。生息域ごとの特徴と代表的な魚を訪ねながら日本の川の中をのぞいてみましょう。

生息環境が厳しい上流域に棲むサケ・マス類

生息環境が厳しい上流域に棲むサケ・マス類

冷たくて、きれいな水が流れる上流域を見てみましょう。山間部の渓流は瀬と淵が連続し、絶えず水が流れ、夏でも水温は20℃を超えない冷水です。そのような環境に暮らす生き物は、少ない餌を得るために視覚や聴覚が発達しています。素早く泳ぎまわる魚や、岩の下に潜む魚など、種類は少ないですが生息しています。代表的なのはサケやマス類です。

ヤマトイワナ
源流から上流域に棲む渓流魚。主に昆虫や小動物を食べて生活しています。

多種多様な生き物が生息する中流域

多種多様な生き物が生息する中流域

中流域の環境は様々です。流れの速い瀬、ゆるやかな淵、水草が茂る場所もあります。そのため生き物も種類が豊富です。泳ぎまわる魚や水底で暮らす魚など、川の様々な場所に生息しています。代表的なのはコイ科魚類やドジョウ類など。また両生類や甲殻類なども多くの種類が棲んでいます。

オイカワ
水中を活発に泳ぎ回るコイ科の魚。初夏から夏にかけての繁殖期のオスは、赤や青緑色の体色が現れ、美しい姿になります。

淡水と海水の魚が入り交じる下流&河口域

淡水と海水の魚が入り交じる下流&河口域

下流域から海水が混ざる河口域は、川の生き物と汽水を好む生き物が入り混じり、豊かな生態系が作り出されています。水底には細かい土や泥が積もり、川底に隠れて生息する魚や川岸に棲む魚、さらには海からやってきた魚なども見られます。その代表格はハゼ類の魚です。ただし、下流域や河口付近は河川環境の変化が起こりやすいエリアです。護岸や河川改修工事が行なわれ、生き物たちの生息地も少なくなっています。

カワアナゴ
岸近くの小石まじりの泥底などにすむハゼの仲間。まわりの色に合わせて体色を変化させることができます。

川と海を行き来して暮らす魚たち

川と海を行き来して暮らす魚たち

一生を川で過ごす魚だけでなく、川から海へ、あるいは海から川へといった具合に行き来する魚もいます。その行動パターンは、次のようなグループに分かれます。

①川で生まれ海で成長し、再び川に戻って産卵する魚
サケ、ハゼ科のシロウオやトゲウオ類
②海で生まれ川に入って成長し、再び海に戻って産卵する魚
ウナギ、アユカケやヤマノカミといったカジカ類
③一生のほとんどを川で暮らすが、成長段階の初期に海に下り再び戻ってくる魚
アユ、ヨシノボリやヌマチチブなどのハゼ類の一部