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トゲと毒を武器にした棘皮動物
(きょくひどうぶつ)



棘皮動物とは、その名前の通り、体表に棘(とげ)を持つ生き物のこと。このトゲで刺されると痛いうえに、毒を持つ厄介者もいます。代表的なのはウニやヒトデ。特徴は口と肛門を結ぶ体軸を中心に、5つの方向に放射状にのびる五放射相称と呼ばれる体です。そして体外から取り入れた海水を体内に流す水管系と呼ばれる特殊な構造を持っています。ナマコやウミユリも棘皮動物の仲間です。

美味なウニにも猛毒を持つ仲間がいる

美味なウニにも猛毒を持つ仲間がいる

棘皮動物の代表であるウニは、食べるとおいしい高級食材のひとつですが、トゲが刺さると強い痛みが走ります。トゲが折れて体内に残ったり、毒を持つものもいるので、安易にさわったりするのは危険です。

ガンガゼ
ダイバーのウェットスーツも突き通す強靭なトゲは30センチにも達するほど長く、刺されると折れて体内に残りやすいという厄介なウニの仲間です。トゲの先端に毒腺があり、刺されると激しい痛みと炎症、筋肉の麻痺や呼吸困難になることがあります。ダイバーの間では応急処置として食酢をかけることが多いそうです。
ラッパウニ
浅い砂地などで見られ、たいていは小石や枯れ葉などをまとってカムフラージュしています。トゲの先端はラッパ状に開いており、刺激を受けるとラッパの口が閉じて咬みつくように刺されます。激しい痛みだけでなく、神経毒の被害ももたらす非常に危険な生き物です。

つかんだら刺されたという被害続出のヒトデ

つかんだら刺されたという被害続出のヒトデ

5本の腕を持つ星形のヒトデが多く、なかにはそれ以上の腕を持つ種類もいます。底生動物なので泳ぐことはないのですが、腕を使って自由に動くことができます。再生能力が高く、腕1本くらいは簡単に再生します。

モミジガイ
名前はヒトデらしくありませんが、形は典型的な星形で、体色はブルーグレー、オレンジなど様々です。砂泥や砂底で貝類を食べて暮らしています。砂中に潜ることもあるので、歩く時は注意しましょう。体側には硬くて鋭いトゲが並び、つかむと刺されることがあります。
オニヒトデ
全身をトゲで覆ったグロテスクな姿のうえに、強毒を持つ海の嫌われ者。昼間はサンゴの裏や岩陰にひそんでいることがあるので、注意が必要です。刺されると激しく痛み、傷口は大きく腫れ、麻痺や吐き気、ショックなどの全身症状が伴うこともあります。トゲも傷口に残りやすいので、病院で手当をする方がいいでしょう。

ナマコやウミユリの危険性は低い

ナマコやウミユリの危険性は低い

ナマコやウミユリは棘皮動物の仲間ですが、さほど危険はありません。ナマコは食用としても利用され、海でもよく見かける馴染みのある生き物です。刺激を受けると、内臓を放出するものもいるので、手にとる時は多少の注意が必要です。ウミユリは名前だけみると植物のようですが、棘皮動物の仲間で、根や茎に見える支持体と花弁のように見える腕を持っています。主に深海に生息しているので、生体を見ることは難しく生きた化石としても有名です。