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淡水の生態系に悪影響を与える外来魚



危険な生き物と言えば、毒や針などを持っているものを想像しがちですが、実はそれだけではありません。例えば外来魚がその一つ。日本にいなかった、あるいはその地域には生息していなかった生き物が他地域から持ち込まれ、もともとの生態系を脅かす存在となれば、まさに危険な生き物です。いま日本では、川や湖などに生息する淡水魚が外来魚の影響を受け、数を減らすなど危機に直面しています。

生態系を脅かす危険な魚

生態系を脅かす危険な魚

そもそも外来魚は、どのように持ち込まれたのでしょうか? 外国から釣りの対象魚として移入されたり、ペットショップで観賞用として輸入されたり・・・持ち込まれた理由は様々ですが、そこには必ず人間が介入しています。そして最大の問題は、本来の生息域とは違う場所に放してしまう行為です。川や湖などの淡水域に放すと、環境に適さず絶滅してしまう魚もいますが、生息環境が適合し、強力な競争相手や天敵がいない場合、大繁殖することがあります。その結果、もともとそこに棲んでいた在来種の生態系に大きな影響を与えてしまうのです。外来魚による問題は、およそ以下のようなことがあります。

  1. 自分より小さい在来魚を食べてしまう
  2. 在来魚とエサの奪い合いになってしまう
  3. 漁業対象の魚を食べてしまう
  4. 毒を持っていたり、人を刺したりする。
  5. ウイルスなどの病気を広げる
  6. 遺伝子の交雑が起きる

これらの問題を拡大させないために、2005年に「外来生物法」という法律が施行され、指定された外来魚を輸入、飼育、リリースすることなどが禁止されました。

外来魚の種類も様々

外来魚の種類も様々

外来魚の中には生態系を脅かす種だけでなく、その地域の生態系に上手く組み込まれた魚もいます。代表的な外来魚とその魚が引き起こした問題を列挙してみましょう。

外来魚の代表格オオクチバス(ブラックバス)
北アメリカから1925年に芦ノ湖へ移入され、各地の湖沼に放流されて広がりました。魚食性が強く、釣りの対象魚として人気がある一方、無秩序な放流が繰り返され、各地で在来魚を圧迫し問題になっています。
生態系への影響が大きいブルーギル
北アメリカ原産の魚。1960年に移入され、現在では日本各地の湖沼や河川に生息しています。生活力が強く、雑食性で魚の卵や稚魚なども食べるため、小さな池では在来魚がいなくなってしまった所もあります。
要注意外来生物ニジマス
日本の在来種かと思いきや、実は北アメリカが原産です。食用として人気が高く、養殖が容易なため、全国の養殖場で飼育されています。養殖された魚が河川に放流され、その一部が北海道で自然繁殖していますが、本州以南では定着にしくいと言われています。要注意外来生物に指定されています。
霞ヶ浦から全国へ広がった外来魚ワカサギ
日本の魚ですが、もともと霞ヶ浦に生息していたものを諏訪湖や山中湖などに移入し、全国の湖などへ放流したことで各地へ広がりました。