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水中生活に適した魚の体



人間が水中に潜る時には、酸素ボンベを使ったり、ウキやオモリを使い分けたりと、重装備が必要になりますが、魚は軽やかに水中を行き来することができます。この違いはどこにあるのでしょうか? 当たり前過ぎて、見過ごしてしまいそうな魚の驚異的な能力をご紹介してみましょう。

体は水の抵抗の少ない流線型

体は水の抵抗の少ない流線型

よくスーパーなどで並んでいる魚を見ると、流線形のものが多いことに気づきます。これは、空気よりも粘度の高い水の中での抵抗を低減するために相応しい形です。しかし、アンコウやエイのように平たい魚もいますよね。こちらは水の抵抗が大きいのでは? と、心配になりますが、水族館に行ったら正面からよく観察してみて下さい。ちゃんと横長の流線型になっていることが分かります。そして、平たい魚の動きを見れば、水の抵抗を上手に低減させながら移動していることにも気づくはずです。

エラは自然の酸素ボンベ

エラは自然の酸素ボンベ

魚は水中に溶け込んでいるごく少量の酸素を取り込みながら生きています。それを司っているのが、頭部の付け根にある1対のエラです。このエラには、血管が通っていて、水中でガス交換ができる仕組みが備わっています。いわば、枯渇することのない自然の酸素ボンベを体に装着しているようなものなのです。また、イオンの排出や取り込み、アンモニアの排泄についても、このエラが担当しています。

時には空中移動にも使われるヒレ

時には空中移動にも使われるヒレ

魚が水中を移動する時に手足の役目を果たすのがヒレです。このヒレを使って進む方向へ舵を切ったり、速度を調節したり、車でいえばハンドルやブレーキ、アクセルの機能を使い分けているのです。ヒレの主なものには、背ビレ、胸ビレ、腹ビレ、尻ビレ、尾ビレなどがありますが、鮭は脂ビレというもうひとつのヒレを持っています。また、サバやマグロのシッポのあたりにはたくさんの小さなヒレが集まっています。そして、このヒレを泳ぎ以外に活用する賢い魚がたくさんいます。たとえば、トビウオは非常に大きな胸ビレを使って空中を飛んで移動することができます。また、船などにくっついて移動することで知られるコバンザメの吸盤も、背びれが変化したものです。さらに、ミノカサゴやゴンズイなどは、トゲのようなヒレを持ち、ここに毒腺を発達させて武器として活用し、身を守っています。魚は進化の過程でさまざまな知恵を体得しているのです。その知恵のひとつであるヒレに注目して観察すれば、魚の新たな能力を発見できそうですね。