ご希望の水族館情報を無料で検索できます。

施設検索/ホームメイト・リサーチTOP

ホームメイト水族館リサーチ

水族館情報

魚たちの恋愛事情



すべての動物たちは後世に種を受け継ぐために、繁殖を行なうと考えられています。しかし、最近では、種という大きな単位ではなく、自分自身の子孫や遺伝子を遺すことが最優先のテーマに繁殖を行なっているのではないかとの説が有力のようです。いずれにしても、動物にとって繁殖はとても大切なことです。そこに至るまでの、いわば魚たちのお見合いや恋愛事情をレポートします。

なわばり意識と威嚇行為

なわばり意識と威嚇行為

他の個体に侵されると反撃に出る…魚たちは、絶対に守りたい、いや、守らなければならない行動範囲を持っています。それを「なわばり」といいます。そこに生息している魚が多すぎたり、オス同士の競争が激しかったりする場合には、この「なわばり」が崩れることもありますが、基本的にはそれぞれがそれぞれのなわばりを尊重して安定しているものです。ところが、繁殖期になると、この「なわばり」に変化が生じます。なわばりを形成している個体(一般的にはオス)が繁殖のために異性の個体を自分のなわばりへ誘い込んだり、同居させたりするのです。一方、メスをねらって争うオス同士の間では威嚇行動が繰り広げられます。これは子育て中の魚にもよく見られる行為です。

魚たちの配偶システム

魚たちの配偶システム

オスとメスがどのようなカップルを形成して繁殖しているかという個体間の関係を配偶システムと言います。これは人間と同じで、種によって一夫一妻制もあれば、一夫多妻制もあるようです。また、メスが不特定のオスのなわばりを訪ねて行っては繁殖するなわばり訪問型腹婚というスタイルもあります。これは、人間に置き換えると大問題?それとも、進歩的な恋愛ということになるのでしょうか?

プロポーズの方法もさまざま

プロポーズの方法もさまざま

魚の求愛行動は、人間のプロポーズのようなものです。その方法は種によって違うようですが、一生懸命なオスに対してメスが根負けする形でハッピーエンドを迎える過程は、とてもドラマチックで観察している側も思わず微笑んでしまいます。たとえば、スズキの仲間のヒメギンポは、顔を真っ黒にし、ボディーはオレンジ、背中にブルーのラインを入れて、めいっぱいオシャレをします。また、オオカズナギという魚は穴を見つけてその中に入って、メスが通りかかるのをひたすら待ちます。そして、ようやくメスが近くを通ってくれた時にはすかさず口を大きくあけてアピールします。その様子は「こんなに大きな口を持っている俺ってすごくない?」と言っているようです。他にも、メスの前でダンスを披露したり、背びれを広げてみせたりする種もいます。目当ての女子に気に入られようと必死になる男子って、動物でも人間でもかわいいと思いませんか?