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3つの大きな大陸をつなぐ海、大西洋



ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ…3つの大陸をつなぎ、15世紀の大航海時代の舞台となった大西洋は、物語にもよく登場するカリブ海や地中海を縁海に持つ、どこかドラマチックな印象が漂う海です。人や物を運ぶ航路としても歴史的に大きな役割を果たしましたが、海の中はどのようになっているのでしょうか? また、海流はどのように流れているのか、探査してみましょう。

大陸が分裂して生まれた海

大陸が分裂して生まれた海

大西洋の面積は約8660万平方キロメートルで、太平洋やインド洋と比べて、やや浅い部分が多いのが特徴です。特に水深0~200メートルの大陸棚が占める割合が多いため、平均深度も3736メートルと他の大洋より浅くなっています。有史以前の地質時代に起こったプレート運動によって南北のアメリカ大陸とヨーロッパ大陸、アフリカ大陸が分裂したことが分かっていますが、それによって大西洋の海底が拡大したのだと考えられています。また、太平洋と比べると、大西洋は狭く、陸地が近くにあって、注ぎ込む大河も多いことから、海底には土砂やプランクトンの死骸が厚く堆積しています。

大西洋の生き物

大西洋の生き物

大陸が移動した結果として誕生した大西洋は、大洋の中では比較的歴史が浅く、生物の種数が少ないそうです。他の海洋とは南極や北極のみでつながっているため、生き物たちの移動が難しいことも種が少ない要因のひとつになっています。とは言え、大西洋北部にはメキシコ湾流が流れ込むことで海水が攪拌されるので、世界から漁船の集まるいい漁場には恵まれています。一方、北大西洋のサルガッソ海は大きな海流の中心点に位置し、大きな流れが起きないため流れ藻の吹きだまりのような場所となっています。大航海時代には帆船に海草がからみつく難所とされていましたが、ウナギにとっては安心できる場所だったようでここに戻って産卵するアメリカウナギやヨーロッパウナギが観察されています。

交流を続ける海流

交流を続ける海流

地球上の海は、地球全体を巡る海水の大循環の中にあります。大西洋の極地で冷やされた海水は大西洋の深海にもぐり込みながら南下し、太平洋やインド洋で温められて再び北上して戻ってきます。また、赤道を挟む形で対峙している北大西洋と南大西洋の表層では、海流が循環し、大きな渦を作っています。この渦巻きは、地球全体に多くの熱を運ぶ役割を果たし、その流れの変化は地球全体の気候にも影響を与えています。近年、太平洋のエルニーニョ現象とならんで、大西洋ニーニョの研究も進められています。どちらも原因が定かにはなっていませんが、地球の温暖化との関連性などを指摘する声もあり、私たちの暮らしと海の営みが深く関わっていることを示唆しています。