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海を漂う放浪者、プランクトン



プランクトンとは、ギリシャ語で「放浪者」という意味です。自分では行き先を決められない、波まかせの生活ですが、海洋生物の植物連鎖の中で、また海の中で行なわれている生産活動にとって、なくてはならない重要な役割を果たしています。プランクトンの世界を少しのぞいてみましょう。

小さな体から海の恵みを作り出す働き者

小さな体から海の恵みを作り出す働き者

プランクトンの大きさは6種類に大別されています。1番小さな「超微小プランクトン」は、一般的にはバクテリアと呼ばれているもので、大きさは2マイクロメーター以下です。2番目に小さな「微小プランクトン」は植物プランクトン。3番目の「小型プランクトン」には、植物プランクトンのほかに動物プランクトンの幼生も加わります。4番目の「中型プランクトン」には、なんとか目視で確認できる2mm程度のものが含まれるようになります。そしてオキアミ類、矢虫、アミ類と呼ばれる「大型プランクトン」に続き、プランクトン中最大級のものが「巨大プランクトン」です。しかし「巨大」といっても、その大きさはせいぜい2ミリ以上といったところ。「巨大プランクトン」にはクラゲ類も含まれています。

時には赤潮を起こす植物プランクトン

時には赤潮を起こす植物プランクトン

植物プランクトンとは、葉緑素を中心とする植物色素によって光合成を行なうものを指し、主な植物プランクトンには、珪藻(けいそう)類、藍藻(らんそう)類、鞭毛藻(べんもうそう)類などが含まれます。また、漁業活動に大きな影響をもたらす赤潮の原因となる渦鞭毛藻(うずべんもうそう)というプランクトンも植物プランクトンの一種です。これらのプランクトンの形状は様々に違いがありますが、水の中を浮遊するのに適した水との摩擦抵抗の大きな形をしている特色を持ち、群体を作る種類も多くみられます。

果敢に移動する動物プランクトン

果敢に移動する動物プランクトン

動物プランクトンには、原生動物の有孔虫や放散虫、腔腸動物のクラゲ類、環形動物のゴカイ類のほか、軟体動物の翼足類・異足類、毛顎動物の矢虫類、原策動物のホヤ類やサルバ類、幼形類も含まれています。この中で最も種類が多いのは、エビやカニなどの甲殻類で、カイアシ類、枝角類、アミ類、オキアミ類、端脚類、十脚類がいます。南極海にいる南極オキアミや日本の三陸沖にいるツノナシオキアミは、密度の高い群れを形成するので漁業の対象となっていますが、駿河湾名物のサクラエビがプランクトンの一種であることは、あまり知られていないようです。こうしたプラントンの中には、日周期鉛直移動で1日に数百メートルも移動する種類がいます。小さい体ながら、あっぱれな行動力です。また、プランクトンは水の分析の指標として使われることがあります。例えば、カツオノエボシやルリガイ、カイアシ類のサッフィリナ、矢虫類のフクラヤムシなどは、暖水にのみ出現するので、黒潮を特定する際の指標として用いられています。