誰と行っても楽しめる。
水族館内にある海獣公園というエリアでは、海を仕切っただけの豪快なプールでアザラシやトドが暮らしています。このプールは海そのものですので、コンブなどの海藻が生い茂り、魚が群れ、ウニやナマコなどの生き物も生息しています。また天気も晴れの日だけではなく、雨も降り冬には雪が積もっています。波が穏やかな日も高波の日も、あります。そんな自然に近い、毎日変化する環境で生活している動物たちがいます。飼育動物とはいえ、野生に近い状態を保っています。海獣公園に面した海岸線は国定公園に指定されており、野生のトドやアザラシやオオワシやハヤブサなど、生態系の捕食上位者が生息しています。捕食上位者が生息できる環境とは、生きていくための餌となる生き物がたくさんいる証と言われております。?豊かであるからこそ野生のアザラシが近くの岩場で休憩していたり、トドが防波堤を乗り越えて入って来たりといったと疑ってしまうようなエピソードもあります。そんな大自然の中にある水族館となっています。日本近海には、5種類のアザラシが生息しています。このうちクラカケアザラシを除く、4種類のアザラシ達を見る事ができます。アザラシだけでも飼育頭数約50頭で、この数は断トツで日本一となっています。毎年のようにゴマフアザラシが出産するだけでなく、ワモンアザラシの繁殖に世界で初めて成功した水族館です。享年46歳のゼニガタアザラシや同43歳のゴマフアザラシを飼育していたこともあり、この2頭は未だ国内最長寿記録と言われています。このようにアザラシに関して充実している施設となっています。
アザラシショーは、夏期のみ開催されているショーの1つとなっています。他の水族館でよく見るのはアシカショーですが、おたる水族館ではアザラシたちの可愛い姿が見られます。ボールを持ったり、観客も巻き込んで輪投げに挑戦したりと、全力で演技するアザラシは愛らしさが魅力的です。アシカほど前足が発達しているわけではないので、もぞもぞと前足を動かすその可愛らしい動きに注目する事をおすすめします。
是非行ってみてください。