海洋科学博物館
「東海大学海洋科学博物館」は、海越しに富士山が見える「富士山世界文化遺産構成資産」にも登録されており観光名所として有名な三保の松原がある静岡市は清水区の三保地区にある施設です。
施設は歴史が長く1970年に海洋部門と科学部門の併設として設立されたとのことです。
静岡出身の私は小学校の時に社会科見学で訪れたことを今でも覚えています。おそらく県内の小中学生は必ず1回は行くような、とても教育的にも勉強になる施設だと思います。
先日は社会人2年目の娘と奥さんの3人で清水の港でおいしい海鮮を食べた後に久しぶりに見学にお邪魔しました。
かねてより静岡県は東海地震が来ると言われており、その地震に対する研究の一環から津波の研究が盛んに行われています。
こちらの科学博物館では大きなプールを使って津波がどのように海岸に押し寄せるのか目で見ることができる施設があります。
アトラクション開始の定刻となるとサイレンが鳴り、大きな津波発生装置が動き出して津波が模型の海岸に押し寄せていきます。
その姿を見ると子供でなくても、とても興奮を覚え興味深く見学できる施設です。
また、伊豆半島最南端の石廊崎と御前崎を結ぶ線に位置する駿河湾はその最深部が2500メートルの深さに達し、なんと日本の湾の中では1番深い湾であるそうです。
そのため海洋博物館のブースでは数多くの魚の標本があります。
特に光の届かない場所にいる深海魚など少し見た目にはグロテスクですが生息している水深や解説を見ているととても勉強になりますね。
また、大きな水槽にはサメやエイを始め多くの種類の魚が共存して泳いでいます。 その他、何年か前に「ニモ」の映画で有名になったオレンジ色に白い線の模様がとてもかわいい熱帯魚のクマノミのコーナーがあるのは小さい子供にはとても人気のようです。
その他、日本一大きいと言われるタカアシガニなども有名でそちらの標本やシロナガスクジラの30 メートル近くある骨格標本も並んでいて圧巻です。
駿河湾の深さを立体的に表した模型や、海底調査船のミニチュア模型など様々な展示物があり一日ゆっくり見学出来るボリュームだと思います。
皆さんもぜひ静岡に来た際には観光に立ちよってみてください。