ラッコがオススメの水族館
鳥羽水族館といえば、伊勢詣でのついでにドライブがてら寄ってしまう水族館ですが、飼育種類数が約1200種と日本屈指の水族館です。
エントラスホールにはコーラルリーフの大水槽に天井から大きなクジラの模型がお出迎えしてくれます。ここの水族館の入社式は水槽内で行うことでも有名ですね。
12のゾーンに分けられ広い館内はなんと順路なし!マップを見ながら海獣のショーや、各水槽のフーディングタイムのスケジュールと、睨めっこしつつ回遊できます。
日本では飼育がここだけのジュゴンや水辺で漁をするというスナドリネコ、セイウチやアシカのショーも秀逸ですが、私のイチオシはラッコ!
ここにいる二頭は、メイとロイズのつがいです。白っぽいシルバーのラッコが雌のメイ。黒っぽいヤンチャで利かん坊なのが雄のロイズです。
フーディングタイムにドアを開けっ放しにしてしまった飼育員を見るやドアに向かうので脱走かと思いきやちゃんとドアを閉めてくれるメイと、開けたがる飼育員のコントや餌の大アサリの殻をわざと落とすロイズ。はたまたそれを拾って飼育員に返すメイなど、ショーの要素もたっぷりで見ていて飽きません。途中アクリル板を持って、水槽越しにトントン叩くと歓声が上がります。
食事の途中に見せる両ほっぺに手を当ててグルーミングする仕草も「オイチィーネ♪」と子供がする仕草のようでとてもキュート!フーディングタイム以外にも二匹が手を繋いでプカプカ浮かぶ姿は癒されます。なかなか繁殖が難しいそうですが、長期飼育に長けた鳥羽水族館ならと期待してしまいます。
2018年夏には「ヒレアシ王国」として海獣のいるゾーンにアクリルトンネルが設置され、さらに間近でトドやアザラシ、アシカを見ることができます。水中を泳ぐ姿は本当に一瞬ですが、大迫力の700kgを超えるトドの巨体が間近でダイビングする様も見ることができました。ほんと凄すぎます!
さらにはそんな巨大なトドの剥製の前で記念撮影ができたり、レストランで伊勢うどんを食べたりと、1日満喫できる大好きな水族館です。