海遊館

大阪・海遊館は、世界最大級と謳われる大阪市港区の水族館です。施設から徒歩約5分の場所に中央線「大阪港駅」、徒歩約3分の場所には南海バス「海遊館（天保山）バス停」、さらに施設前には大阪市バス「天保山ハーバービレッジバス停」があり、電車でもバスでも来館しやすくなっています。また、自動車を利用する場合は、阪神高速湾岸線・大阪港線「天保山IC」より約5分でアクセスが可能です。海遊館の周辺には食いしんぼ横丁やアミューズメントエリアなど、お食事やショッピングが楽しめる施設がたくさんあり、多くの人で賑わいます。

海遊館は太平洋を取り囲む自然環境を再現している水族館。一風変わった建物は、「環太平洋生命体」を表現しているのだとか。そんな海遊館で飼育・展示されている生き物は620種、3万点以上にものぼります。その中でも特に人気なのが「太平洋」という巨大水槽を優雅に泳ぐジンベイザメや、熱帯魚などが泳ぐトンネル型の水槽「魚のとおりぬけ・アクアゲート」、ペンギンの観察が可能な「南極大陸」などです。ユーモアあふれる様々な水槽を見ることができるのも、海遊館の魅力と言えます。

入り口からアクアゲートを抜けたら、まずは8階の「日本の森」へ。スロープを下りながら、10の地域に生きる海や魚たちの表情を間近に見学してみてはいかがでしょうか。

大阪・海遊館での見どころは、海の生き物から日本の森林に生息する生き物まで、幅広いジャンルの生物を見ることができるところです。
「太平洋」水槽をゆうゆうと泳ぐジンベイザメはクジラを思わせる巨体で迫力満点。たくさんの魚が入り乱れて泳ぐ姿は、普段の生活から解放されたような気持ちになるくらい非日常的な風景です。

氷で覆われた「南国大陸」では、ペンギンの陸上での生活と水中での素早い泳ぎを見学することができます。
海遊館のペンギンは「オウサマペンギン」と「ジェンツーペンギン」、「アデリーペンギン」の3種類。それぞれのペンギンの違いにも注目して見て下さい。「日本海溝」水槽では、深海の珍しい生き物を展示しており、中でも「タカアシガニ」の大きさには、驚くこと間違いありません。他にも日本の海に称された水槽たちが、海遊館に訪れた人々を海の世界へと案内してくれます。

海遊館の最上階である8階には、日本の森林を再現した「日本の森」エリアがあり、水辺に生きる生物などの見学が可能です。中でも、カワウソの仲間で最も小型と言われる「コツメカワウソ」は、その可愛らしい見た目と器用な手先で来場する人々からの人気を集めています。

大阪・海遊館は、平成2年（1990年）にオープンし、平成27年（2015年）に25周年を迎えました。
オープン前の一般公募でこの巨大水族館の名前が「海遊館」に決定。オープン前から注目を集め、オープン40日で来館者数100万人を達成しています。

巨大水槽「太平洋」を優雅に泳ぐ「海遊館の顔」と言えるジンベイザメですが、オープン当初は愛称がありませんでした。そこで一般の方に愛称を募集。その中から、選ばれた「遊ちゃん」「海くん」という愛称がジンベイザメに付けられたのです。また、平成7年（1995年）にはマンボウが初登場。ユーモアあふれる姿で、ジンベイザメやラッコに続いて注目の的に。

平成20年（2008年）、営業日数6317日目で入館者5,000万人を突破。同年には、「太平洋」水槽で大型エイである「イトマキエイ」の飼育・展示に、世界で初めて成功しました。

オープン20周年となる平成22年（2010年）、20周年記念として開催された「鮫博覧会2010」には、たくさんの方が来館。同年に「日本海溝」水槽をリニューアルし、世界最大のカニの「タカアシガニ」を中心に、たくさんの深海の生物を展示しています。

平成27年（2015年）の25周年記念には、「海遊館があなたの願い事をかなえます」という企画を開催したり、「魚のとおりぬけ・アクアゲート」を「シャークゲート」の特別展示に変えたりと、来館者を楽しませるために様々工夫が行なわれているのです。