水族館用語辞典
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給餌
きゅうじ給餌とは、水族館の飼育係員にとって多くの時間を要する日常業務のひとつ。一般的に、水族館では同一施設に多数の個体を収容していることが多い。ゆえに異なる食性や個体差などによって優劣が生じることがあるため、各個体に餌が行き渡ること及び水質の悪化を防ぐために、残餌が生じないように留意する必要がある。さらに、自然界では生体の食性は多岐に渡るために、水族館で与える餌は単一の物に偏ることがなく栄養のバランスを考慮した調餌を行なう。給餌の際は生体が飼育員に接近してくるため最もよく観察できるときなので、個体ごとの動作や体色などから健康状態を把握する必要があり、単に水生生物への栄養源を供給する業務に止まらない。
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