水族館用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
クラスパー
くらすぱークラスパーとは、体内受精を行なう卵胎生であるサメやエイの生殖におけるオスに備わった棒状の交接器官のことである。オスのサメやエイは、交尾の際にメスの生殖器官にクラスパーを挿入し身体を固定し、また性的興奮を促し受精を行なう。哺乳類でいうところのペニスに相当。サメのクラスパーは2本備わっており、成熟したオスの腹びれが変化してできる器官である。また、メスの子宮も2つ備わっている。なお、脊椎動物で交接器が2本あるのはサメだけ。サメの交尾においてはオスはメスに激しく噛みつき動きを制限し体を固定するため、交尾後のメスは体表面に非常に多くの傷を持つことになる。場合によっては尾びれの欠損まで発生し全長が短くなることさえある。
全国から水族館を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の水族館を検索できます。