水族館用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
七つの海
ななつのうみ「七つの海」とは、地球上の大海を大きい方から7つ集めた呼び名である。7つとは、一般的には太平洋・大西洋・インド洋の3つの大洋がベースとなっており、あとは3つの大洋に付随する形で連なっている付属海をピックアップするのが基本。イギリスの作家であるラドヤード・キップリングの定義によると、「七つの海」は、北太平洋と南太平洋に北大西洋、南大西洋、そしてインド洋に北極海、南極海とされている。しかし歴史上では「七つの海」の内容が変化しており、かつての大航海時代以前の時代では、南シナ海やベンガル湾、アラビア海、またペルシア湾に紅海、地中海、そして大西洋としていた時期もあった。ヨーロッパ人が行き来する海域に絞られていて、つまりは移動手段のポテンシャルによって、または定義する者の行動範囲によって世界の広さが違っていたと言われている。ちなみに、大航海時代以降は「七つの海」を世界規模にまで拡大しており、「七つの海」を渡るという場合は『世界中の海を行く』という意味となった。
全国から水族館を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の水族館を検索できます。